社内報制作にかかる費用は?予算別の作り方をご紹介

社内報は、企業内コミュニケーションを活性化するための重要なツールです。従業員同士の交流を促進し、経営方針や企業理念をわかりやすく共有する役割を担っています。
しかし、いざ実際に作成を検討すると、「どのくらいの費用がかかるのか」「予算内で収まるのか」など、費用や予算に関する疑問は多いはず。

そこで今回は、社内報制作の費用相場や予算別の作り方、内製と外注のメリット・デメリットなどをまとめて解説します。予算や目的に合わせた制作スタイルを見つけるための参考にしてください。

社内報制作費用の相場

社内報にかかる費用は、制作手法(内製か外注か)やページ数、印刷部数、デザインの凝り方などで大きく左右されます。
例えば、紙面デザインやレイアウトを凝らず、少部数であれば数万円程度で済むケースもあります。

一方、企画や取材、執筆から印刷・製本までを一括で外注すると、数十万円から百万円を超えることも珍しくありません。

まずは内製の場合と外注の場合、それぞれの費用相場の目安を見てみましょう。

内製の費用相場

内製とは、企画や編集、デザイン、印刷手配などをすべて社内で行う方法です。
たとえば、WordやPowerPointのようなオフィスソフトを使い、担当者が自ら紙面を作成し、社内プリンターで必要部数を刷って配布する形が考えられます。
人件費を直接支払うわけではないので、「外注費」という意味では安く感じられるかもしれません。

ただし、実際には次のようなコストが隠れています。

  • 人件費
    担当者が取材やデザインに割く時間の人件費が発生します。
    ほかの業務との兼ね合いも考慮する必要があります。
  • 設備・ソフトウェア費
    本格的なデザインを行う場合、Adobe IllustratorやInDesignなど有料ソフトウェアのライセンス費用がかかることがあります。
  • 印刷費用
    社内プリンターだとインクコストや用紙費用がかかります。
    部数が多いと社内設備では対応しきれない場合もあり、外部印刷会社に依頼せざるを得ないこともあります。

こうした要素を踏まえると、見かけの「制作費」がゼロに近いように見えても、実際には担当者の時間的コストがかさむことが多いです。

とはいえ、専門家に依頼するほど本格的にデザインしない場合や、情報共有が最優先の簡易な社内報であれば、内製は十分に選択肢として考えられます。

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外注の費用相場

外注では、企画・編集・デザイン・印刷までを一貫して制作会社に依頼できる場合と、部分的に依頼する場合に大きく分かれます。
たとえば、取材や執筆は社内で行い、デザインと印刷だけ制作会社にお願いする方法もあります。費用感は制作範囲の広さやクオリティの要求度によって変わりますが、以下がざっくりとした目安です。

  • 5万~10万円程度
    印刷のみを外注し、データは自社で作成するケース。
  • 10万~50万円程度
    デザインと印刷をまとめて依頼。取材・執筆は自社が担当。
  • 50万円以上
    企画、取材、執筆、デザイン、印刷・製本まで一括で依頼。依頼範囲が広いほど費用は高くなります。

外注の主な利点は、専門のプロによる洗練されたデザインやレイアウト、校正が期待できる点です。
ただし、コミュニケーション不足や細かな要望のすり合わせが不十分だと、「イメージと違う仕上がりになった」といった問題も起こりやすいので注意が必要です。

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予算ごとにできる社内報の例

ここからは具体的な予算ごとに、どのような社内報を作ることができるのか例を挙げて解説します。
自社の規模や目的に合った制作スタイルを考える際の参考にしてください。

制作費2万円以下

特徴と概要

この予算帯では、ほぼすべての工程を自社でまかなう必要があります。
WordやPowerPointでレイアウトを組み、社内のレーザープリンターで数十部〜数百部を印刷し、ホチキスどめや簡易的な製本を行うのが主な形です。
デザインソフトを新たに導入することも難しく、担当者が既存のオフィスソフトを使って工夫しながら作成します。

ポイント

  • 担当者は取材から執筆、デザイン、印刷手配までマルチタスクで動く必要があるため、比較的手間がかかる
  • 費用は抑えられる反面、見栄えや紙質などのクオリティは限定的になりやすい。デジタル配信に切り替えられるなら、さらに印刷費を削減できるケースもある

活用シーン

  • 社員が少なく、社内コミュニケーションを簡潔に行いたいベンチャー企業や小規模オフィス
  • イベントレポートや社員紹介など、シンプルなテーマで運用を開始したい場合

制作費5万円以下

特徴と概要

前述の2万円以下に多少上乗せして印刷だけ外部に頼んだり、あるいは表紙デザインやイラスト作成など一部をプロに委託する場合が該当します。
紙質や仕上がりを少しでも良くしたい場合に有効な選択肢です。

ポイント

  • 社内で作成したデザインデータを、オンラインの印刷サービスや地域の印刷会社に入稿して印刷してもらう
  • 社内プリンターよりも仕上がりがきれいで、コストパフォーマンスが良い
  • 小ロット印刷でも対応してくれる印刷会社を選べば、在庫を抱えずに済む

活用シーン

  • 社員数がそれほど多くなく、比較的少ないページ数で年数回発行する社内報
  • 見た目やレイアウトをできる限り整えながらも、低予算を重視したい企業

制作費30万円以上

特徴と概要

ここまで予算を確保すると、デザイン会社や制作会社にレイアウト・デザインを依頼し、印刷から製本までを一定の品質で揃えることが可能になります。
取材や執筆は社内担当者が行うが、プロに校正やレイアウトを任せる形が一般的です。

ポイント

  • プロによる洗練されたデザインやレイアウトを得られるため、読みやすさやブランディング効果が期待できる
  • 写真やイラストのクオリティを高めることも可能。社員インタビューをきれいにまとめたり、ビジュアルが重要な特集を組む際に活躍する
  • 発注先と連携して、スケジュール管理や素材の受け渡しがスムーズに進むようにする必要がある

活用シーン

  • ある程度の部数を印刷し、社内・グループ会社だけでなく協力企業にも配布したい場合
  • 社内ブランディングや社員モチベーションの向上を目指し、一定以上の見栄えを重視する企業

制作費150万円以上

特徴と概要

150万円以上の予算が確保できる場合、企画・取材・執筆・デザイン・印刷・製本までほぼすべてを外注できるため、ハイクオリティな社内報が実現しやすくなります。
プロのカメラマンによる写真撮影を行い、読み物として完成度の高いコンテンツを提供できるのもこの予算帯ならではです。

ポイント

  • 専門制作会社との連携により、読者ニーズに合わせた特集企画や分かりやすい記事構成をプロ視点で提案してもらえる
  • 経営理念や今後のビジョンなどを、よりインパクトのある形で発信でき、企業イメージを高める効果も期待できる
  • 定期刊行だけでなく、動画コンテンツやデジタル配布など、紙媒体にとどまらないトータルな社内コミュニケーション施策を組み合わせることも可能

活用シーン

  • 大企業や全国に支社・支店を持つ企業で、社内報に対して強い期待を抱いているケース
  • 経営層の考えを広く浸透させたい、または人材採用・定着率の向上につなげたいなど、戦略的な目的がある場合

社内報の外注先、価格だけで選んでいませんか?

費用の安さだけを重視して制作会社を選んでしまうと、伝えたいメッセージがうまく届かず、モチベーションの向上や組織の活性化といった本来の目的が果たせない――そんな事態になりかねません。

結果として「外注した意味がなかった…」と後悔するケースも。

読まれる社内報、社員の関心を惹きつける社内報をつくるためには、コストだけでなく「サポート力」や「提案力」にも注目すべきです。

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まとめ

社内報の制作は内製・外注いずれにも費用やリソース、クオリティ面で一長一短があります。
内製は低コストで柔軟性が高い反面、スキルや労力が必要。
一方、外注は高品質な仕上がりと効率化が見込めるものの、予算やコミュニケーションコストが増大します。

企業規模や目的、予算に応じて最適な方法を選び、今後の社内報制作にぜひ役立ててください。

担当者のお悩み別・
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※「経団連 推薦社内報」受賞参照元:グラスルーツ公式サイト(https://www.grassroots.co.jp/reference/
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