人的資本経営が重視される現代において、従業員エンゲージメントをどう高めるか課題を抱えていませんか。その解決策として社内報のDX化が熱い視線を集めています。今回は、エンゲージメント向上を目的とした大規模なリニューアルを行い、社内DXの好例として注目される大阪ガスのWeb社内報「がす燈」の事例を紐解きます。
歴史ある社内報をどう現代風にアップデートすべきか、頭を悩ませている担当者も多いはずです。「がす燈」は1947年に創刊され、約20,000名のDaigasグループ国内外全従業員を対象とする伝統あるメディアとして知られています。
2017年からWebを主軸に展開していましたが、2024年に「知る・感じる・つながる」をコンセプトに大幅なリニューアルを実施しました。情報を一方的に届けるだけでなく、従業員同士の会話が自然に生まれる場を目指した画期的な取り組みと言えます。
リニューアルの成果は、外部からの評価にもはっきりと表れています。「がす燈」は、2025年度「経団連推薦社内報審査」のWeb社内報部門において、5年ぶり4回目となる「総合賞」の栄誉に輝きました。
審査では、コミュニケーションの活性化や従業員の具体的な行動喚起、そして表現の工夫が非常に高く評価されています。単なる情報共有にとどまらない、従業員の心に響くコンテンツ作りが実を結んだ結果と言えるでしょう。
一方的な発信から脱却し、従業員が参加したくなる社内報を作るにはどうすればよいでしょうか。「がす燈」のリニューアルによって実装された、具体的なDX機能とコミュニケーション施策について詳しく見ていきます。
従業員の関心を惹きつけるため、パーソナライズ機能(お気に入り、通知)やハッシュタグ、SNS風の投稿機能、ランキング表示などを新たに実装しました。この工夫により、閲覧率は約45.5%という高い水準へ飛躍的に向上しています。
さらに、閲覧データとエンゲージメントスコアを連携させ、継続的な改善(PDCA)を回す仕組みを構築している点も見逃せません。
部門の壁を越えたコミュニケーションを促す仕掛けも充実しています。「さすガっス!」ボタンやコメント返信機能を導入し、双方向性を一気に強化しました。
加えて、従業員が自由に語り合う「がす燈ーーク!」や、所属の枠を越えたオンライン雑談の場「Daigasよもやま」などを企画。組織を横断するナナメのつながりを生み出す、独自の参加型施策を展開しています。
自社に最適な社内報プラットフォームをどう構築すべきか、システムの選定に迷っていませんか。大阪ガスのような高度な社内DXを実現するには、自社の業務や組織文化に応じたシステムのカスタマイズが不可欠です。
機能性とデータ活用を両立させるフルスクラッチ開発など、専門会社と深く連携することが「読まれる社内報」の強固な基盤構築に直結すると言えるでしょう。
大阪ガス「がす燈」の事例が示す通り、社内報のDXは単なるデジタル化にとどまらず、従業員の関心を可視化しエンゲージメントを高めるための最重要施策です。自社に最適な社内報プラットフォームの構築を本気で目指すのであれば、確かなノウハウを持つ専門会社への相談を検討すべきでしょう。
社内報制作会社を選ぶ際は、対応範囲や制作物の種類だけでなく、自社が社内報で何を実現したいかを整理することが大切です。発行までの制作体制を整えたい、発信後の反応を把握したい、経営層や社員の想いをより伝わる形で届けたいなど、重視したいことによって選ぶべき会社は変わります。
ここでは、社内報で実現したいことに合わせて、おすすめの制作会社を紹介します。


